「地蔵水而澤。水得地而安」
「地得水而柔。水得地而流」
二つとも水地比について述べられたものです。
上が現在見ることが出来る子夏易伝。下が散逸してしまった子夏易伝。但し、唐代の本の中に垣間見ることは出来ます。
子夏先生は孔子様の十哲の中の一人です。孔子様には三千人の弟子がいましたから、その中のトップ十人ですから凄いなんてもんじゃないですね。
その子夏先生が易経を解説したとされるものが子夏易伝。
もし、本当なら孔子様の易に直結するわけですから。これは本当に凄い話です。
唐代に存在したものが真本だったのかどうか?
まあ、恐らく違うでしょう。でも、それでもいいのです。
ある方々に大きな影響を与えたとされる「子夏易伝」。
日本のどこかに遣唐使と共に渡ってきて眠っていませんでしょうか?
全文一度読んでみたいものです。ご縁があれば…。
「その拇に咸す。志外に在る成り」