「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP)への参加に関して是か非かいろいろなところで議論がされています。

 

 

「日本の発展は工業によってもたらされた。工業生産額が500兆円。農業はわずか9兆円。そのわずか9兆円の為に500兆円を失ってもいいのか」

 

 

「米に700%以上、小麦に200%以上の関税をかけ続けても農業の衰退は止らなかった」

 

 

「TPP参加により、GDPを2.4兆〜3.2兆円(0.480.65%)押し上げる」

 

 

「農作物の世界各国の関税率では日本はわずか11.7%である。各国と比べて断然低い。日本の農業は閉鎖されているのではなく開放されているのである」

 

 

「わずか11.7%であれば関税を取っ払っていいじゃないか」等、いろいろ言われています。

 

 

どれも言われていることはそうだと思うのですが、一つ重要なことを忘れていると思います。

 

 

それは「米」に関してです。

 

 

米は単なる農作物ではありません。何千年も前から日本人の主食であり、日本人の命を支え続けてきたものです。

 

 

米は実に「易理」に合致した大変素晴らしい食べ物です。

ここが凄いところです。

 

実際、玄米は完全栄養食ですし。

 

 

米の恵みは食べ物を超え、私たちの想像しえないところにまで及んでいると私は思います。

 

 

もちろん、現状の米農業が今のままでいいわけはありません。個別保障制度を含めて。大きく変えて行かなければいけないでしょう。

 

 

ただ、目に見えるものだけに捉われすぎると大事な何かを失くしてしまうことになりかねません。

 

TPPに参加するという大きな決断をする前に、崩壊しつつある日本の米を今後どうするのかきちんと考えてほしいと思います。

 

パワースポットで湧く日本。NHKさえパワースポットという言葉を使います。

 

 

その最たる場所の一つ伊勢神宮。昨年は過去最高の860万人以上の人が詣でたということです。

 

 

そこには、日本の最高神・天照大神が祀られています。

 

 

「米」の神様でしたね。