ここしばらく山に行っていました。山はいいですね。

 

 今回は、山を見るだけでなく、ちょっと今までにしたことがない体験をしてきました。

 

 田んぼのヒエ取りです。

 

 ヒエはイネ科の穀物で、素人にはそれが稲なのかヒエなのか、全く区別がつかないほどよく似ています。

 

 朝、六時過ぎに裸足で田んぼに入ります。水の冷たさがとても気持ちいいです。

 

穂を出しているヒエを根から取っていきます。中々、根が深いです。

 

このヒエ、とても面白く田んぼに植えたわけでもないのに、どこからともなくやってきて、稲が植えてあるところに一緒に生えるのです。

 

小さいうちは、先ほど話しましたように素人には区別が全くつきません。大きくなり最後に穂をつけた段階で稲と区別がつくのです。

 

稲に混じって生えているヒエの穂を目印に取っていきます。

 

この地道な作業が大変なんです。無農薬で稲を育てることがいかに大変かが、よくわかります。農家の皆さん、ありがとうございます。

 

ヒエ取りが大変なら、ほうっておけばいいと思いますが、そうもいきません。ほうっておくと、ヒエが周りの田んぼにとびひしてしまうのです。

 

ですから、ヒエはこまめに取らないといけません。取っても取っても次から次へと出てきます。

 

しかし、不思議なのは、ヒエは稲を植えてある場所に生えてくるのです。共存しているように。これには、何か意味があるのではないかと私は思ってしまうのですが。稲を守ってくれているとか。

 

実のところはよくわからないようです。

 

だいたい1万年前くらいでしょうか?稲とヒエの栽培が始まって。

ヒエは1万年もの間そうやって生えてきたんですよね。おそらく。

やはり、何か意味があるとしか思えませんね。

 

広大な土地を使って、周りの人に迷惑がかからないようなところで、ヒエを取らずに稲を栽培したらどうなるのか?

知りたいですね。

 

力強い朝日、空気の澄んだ中にくっきりと浮かぶ山々に囲まれながらの農作業はとても有意義なものでした。易の理についての研究が進みました。実学です。

 

易理が大自然そのものである証拠ですね。

 

次は、秋。稲刈りをしにいかないと。