昔の高級料亭には下足番と呼ばれる人がいたそうです。料亭にきたお客さんの下駄を片付ける人です。

その人たちは、お客さんの下駄のどこが減っているかによって、お客さんの体のどこが悪いかをズバリ言い当てたそうです。ひいては、お客さんの寿命もわかってしまったらしいです。

左右の下駄の減り方が極端にちがう人は注意をしなければならいそうです。

下駄も靴も見方にあまり違いはないでしょうから、皆さんも自分の靴の裏を一度チェックしてみるといいかもしれません。

この下駄の減り具合で病気をみるやり方は、人相の専門書に載っていたりするんですが、彼等は特に勉強したわけではないでしょう。長年の経験によって、それを見つけていったのだと思います。

 

ちょっと話は違いますが、学生だったころ、数多くの企業の面接官がこういってました。「僕等は、君たちをひと目みた瞬間にどういう性格でどうなっていくかがわかるよ。何せ、毎年何千人もの人を見ているからね」と。

「そんなわけないだろう。人相を勉強したわけでもないんだから」と内心思っていましたが、学生の性格と自分の企業に入ってどうなるかは、彼等はわかっていたかもしれないなと下足番の人の話を聞いた今頃になってそう思います。

 

で、前の話に戻りますが、歩き方を直せば、体調の悪いのも治るということですから、左右均等を心がけて、明日から歩いてみますか。