ディンタイフォンと聞いてピンとくる人もいれば、ピンとこない人もいるだろう。漢字で書くと「鼎泰豊」である。こう書くと多くの人がわかるかもしれない。そう小龍包で有名なお店だ。本店は台湾にある。昔は小さなお店だったのが、今や大きくなり世界にその名が知られている。ニューヨークタイムズでは世界10大レストランの一つとして選ばれたらしい。

 ここまでは、世間でよく聞く話の一つなのだが、ここからはちと違う。

 ここの名前は「鼎泰豊」。よーくみてもらいたい。何か思い当たらないだろうか?そう、この名前の一つ一つが易から取られたものなのだ。鼎は火風鼎、泰は地天泰、豊は雷火豊である。そして、この名の順番が良くできている。鼎→泰→豊の順番なのだ。何かあやしい。あまりにも出来すぎている。

 まして、このお店は先ほどいったようにもともと小さなお店だったのである。それが、わずか二十数年でここまでになったのである。

 そう実は、このお店は七運(1984年〜)になってから、大発展を始めたのだ。

 以上のことを考えると、地理風水がからんでいると思わざるを得ない。

 更に興味深い話として、「鼎泰豊」のオーナーの祖先の墓は、未だにどこにあるのか知っている人はいないのだ。台湾という土地は、有名になると誰かが、その人の祖先の墓を探して、だんだんと公になっていくのだが、未だにこの店の墓は明らかにされていない。

 おそらく、この墓がいいところに建てられているのだろう。

 大発展の鍵はそこにあると思う。

 今度台湾に行ったときに、この墓を探してみたい。と同時に金丹派・玄空大師の墓も探し歩きたい。