安倍首相が退陣した。首相に就任して、わずか1年も満たないうちに。

 何故、今、退陣しなければならないのか?野党及びメディアそして与党までもがこぞって批判している。しかし、野党やメディアに安倍首相を批判することができるのだろうか?君らが辞めろ辞めろと言っていたのではないか。君らはいついつにやめろ、いついつにやめなければだめだなどという話はしていない。すぐにでもやめろという勢いであったはずだ。それが、いざやめるといいかげんだ、無責任だという論理が出てくる。一斉攻撃である。それはいささか、おかしな話である。君らがやめろやめろと言っていたのだから。

 国民の論理からすれば、首相は内閣改造をし、所信表明をし、今後も総理大臣としてやっていくといいながら、翌々日には辞任では無責任という感情が出てくるだろう。しかし、君らからそんな言葉は聞きたくない。なぜ、私たちの言うように首相が辞めてくれてありがたい、本当に良かったと言わないのだろうか?首相にやめろといってた人が一人も、そんなことを言わない。皆言うことは同じ。無責任だと。私にはあなたたちが無責任としかうつらない。

 しかし、日本としては異常事態である。一国の首相が所信表明をしてわずか二日足らずで辞任である。そんな異常事態に、次の総理候補と言われる、谷垣は、テレビのインタビューに答えているときに笑っていた。また、夜、報道ステーションに出た時も何かうれしそうな顔をしていた。また、谷垣ほどではないにしろ麻生もインタビューに答えているときに笑いがこぼれていた。

 なぜ、このような時に笑いが出るのだろうか?異常事態の中。彼らは結局は自分のことしか考えていないのだろう?自分が最高権力者の椅子に座っている姿を思い描いて、笑いがとまらないのかもしれない。少なくとも、国のことを思っているなら、厳しい顔をしてテレビに登場するのが当たり前である。彼らに首相になる資格はないのではないだろうか。

 それにしても、安倍首相は風水的にすべて時期を間違えた。参院大敗後、続投を決めたのだから、すぐに組閣すべきだった。インドやインドネシアに外遊している場合ではなかった。組閣が遅すぎた。また、今回の退陣の時期は、間違っている。これでは尚更、混乱を招くことになるだろう。テロ特にこだわらず、一度廃案になり、世界から日本は孤立したほうが逆に良かったかもしれない。

 戦後レジームからの脱却は、いったいいつになったら、できるのだろう。

 関係ないが、今月の、サピオにおもしろい地図が載っている。1952年に「反共反ソ」をスローガンにかかげて、蒋介石がつくった地図である。その地図では、東南アジアは日本を除いて全てが中国の領土となっている。ついでにいうと、その中国の領土には沖縄も含まれている。

 台湾は、中国の領土になってしまうかもしれない脅威にさらされている。それが達成された後は、沖縄が標的にされることになるだろう。

 今回の首相退陣の件で改めて、あの首相官邸は今後の日本を考えるならやはり建てかえるべきである。日本に暗い未来を落とすことになりかねない。


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